三菱ロジスネクスト株式会社 マテハンハンドリング実習

東京包装高等専門校 マテハンハンドリング実習
三菱ロジスネクスト㈱ オンサイト研修センター


去る2月22日(金)東京包装高等専門校のマテハンハンドリング実習が、埼玉県春日部市にある三菱ロジスネクスト㈱オンサイト研修センターに於いて参加者7名で行われた。

三菱ロジスネクスト㈱は、主にフォークリフトや物流機器の製造、物流システムの構築からフォークリフトの技能講習まで多岐にわたる分野を手掛ける会社である。

まず、ロビーでオンサイト研修センターと物流機器総合展示場の説明を受けた。
そして、見学時の注意点の説明を受けて展示場へ移動した。

目に飛び込んできたのは、初期型のリーチフォークだ。
1958年に初めて国産のリーチフォーク「プラッター」が誕生してから半世紀以上経過しているが、パっと見の印象は現行型のリーチフォークとほとんど変わらない。
しかし運転席側に回ってみると、ひと一人が入るのに、やっとのスペースしかなく、現行型のリーチフォークがいかに多くの時間をかけ改良されてきたのかを物語っていた。

展示場には現行型のフォークリフトがラインナップされ、実際に試乗する事が出来る。


なかでも最も印象に残ったのが、レーザー式無人フォークリフトだ。
2017年10月から販売を開始している商品で、デモ運転が視察出来るのはこの展示場だけだと伺った。
レーザー式無人フォークリフトが販売される前の展示場来館者が1300名前後だったのに対し、販売開始後の2018年来館者は2700名。
大きな注目を集めていることがわかる。
電磁誘導方式のように磁石を床に埋める必要がなく、レーザーを反射する反射板を壁に設置すれば誘導できる。
またPC通信制御でCAD図面にいくつかのルートパターンを入力すれば、自分でルートを算出し行動する。誤差も10㎜程と精度も高い。


どの業界でも「深刻な人手不足」が問題となっている事は言うまでもない。
ロボット技術を導入し、従来の製造方法を見直す時代が来た。
機械が出来る事は機械に任せ、人間はより創造的な仕事を行うことで会社全体の付加価値を高めなければならない。
人手不足=自動化=ビジネスチャンスだ。
自動化を意識し今後の営業活動に役立てたい。

(第24期生・福見産業㈱ 清水英方)


2019年2月22日