株式会社ムトウユニパック 封筒工場見学

東京包装高等専門校 封筒工場見学
㈱ムトウユニパック 栃木工場


去る3月14日(木)栃木県にある㈱ムトウユニパック・栃木工場に於いて、封筒の製造工場見学が行われ、受講生7名が参加した。

到着後、瓦井常務より会社の概要とおおまかな一日のスケジュールの説明があり、2班に分かれて工場見学が始まった。

初めに、巻取り紙のストック置場を見学した。
左右に分けて大ロットの巻き取り紙と小ロットの巻取り紙が150種類ほど常備されている。
何段にも積まれた巻取り紙は重さ何トンにもなるが、その下にローラーが付いた台を置いている為、人の手で動かす事が出来奥にある物もすぐに取りだせるよう効率化されていた。しかも何段にも積んでいるが一度も荷崩れを起こした事がないそうだ。

次に製造場所へと移動し、巻取り紙をカットし封筒を製造する機械を見学した。
作業内容により1課~3課までに分かれており、1課では和封筒の製造を行っていた。
和封筒とはいわゆる縦長の封筒であり、巻取り紙から排出されたものが自動で印刷、型取り、糊付けされ、梱包される。
一分間に約240~250枚程の生産量で、日頃良く見る封筒がすごい速さで出来上がっていた。

2課では、横長の封筒、洋封筒と呼ばれる物を製造していた。
型抜きした封筒に糊付けをしていくのだが、モニターに糊付けの情報がすべて表示されていて徹底した管理体制になっていた。

3課では、糊加工を見学した。
①アドヘア②ホットメルト③両面テープと三種類の加工方法で製造している。強度としては①→③の順に強くなるそうだ。

最後に倉庫、印刷課を見学。
印刷課では、湿度が約40%以下になると自動で霧吹きが行われる等、常に印刷に最適な温度・湿度が管理されていた事と、各種タブレットとモニターにて生産工程を共有できるようになっている。倉庫には1,600~1,800種類の封筒等が常備してあり、ここから全国発送を行っている。

工場見学を終えて管理棟に戻り、封筒と手提げ袋に関しての講義を受講し、すぐにでも実践に役立てられる内容の販売におけるポイントを教えて頂いた。

工場を見学して学んだ事をしっかりと身に付けて今後の営業活動に活かしていける様にしたいと感じた。

(第24期生・福見産業㈱ 岩渕佳太)


2019年03月14日