株式会社 平井 小出 冬美
㈱平井に入社してもうすぐ一年が経とうとしています。異業種からの転職だったので最初の頃は困惑と動揺の嵐でした。
業界はおろか会社の事すらまともにわからなかった私ですが、一年間を通して、なんとなく会社のそして業界の雰囲気が分かってきたような気がする今日この頃です。
会社では現在、既製品手配の業務を担当しております。入社当初に比べれば少しですが商品の知識も付いてきました。
東京包装高等専門校に入学してから半年間、包装資材・業界に関する自分の知らなかった知識を座学や工場見学を通して学ばせて頂きました。
歴史のある業界でこうして組合が活発に活動している事は本当に素晴らしいと思い、同時に誇らしくも思いました。
自分達もいつか、業界を支えるポジションにつく日が来るのかもしれないな、なんて勝手にワクワクしております。
毎週一回・二時間程度と、長いようでアッという間の講義時間でした。
私は事務なので営業の方に比べると仕事との両立は難しくないように思いましたが、それでも会社の諸先輩方には沢山フォローして頂きました。
おかげで授業へ毎回集中して取り組む事ができ、皆勤賞で卒業する事が出来ました。会社の皆さん、本当にありがとうございました。
沢山の学びの中で一番というのは正直ありません。どの講座も、工場見学もいつも新鮮で有意義な時間を過ごす事が出来たと思っております。
難しくも楽しかったのは、緩衝材実習で訪問させて頂いた「中央商工株式会社」さんでした。
緩衝材を作る際にまず自分たちで設計をし、実際に作ってみるという、数字に苦手意識のある私にはとても苦しい時間でした。ですが仲間達と共に考え、共に緩衝材を作成し、全員が落下実験を行う事が出来ました。(緩衝材はしっかりと出来たのですが、長年この実習で使用している「ビデオデッキ」が、劣化により私達の代でついに壊れてしまったのは、良い思い出です。)
緩衝材が完成に至るまでの、計算・設計・作成・落下実験等、完璧な商品に作り上げて行く事の難しさと奥深さを改めて感じました。
東京包装高等専門校を通して出会えた同期達との縁を大切にし、共に成長していけたらなと思います。
最後になりましたが、東京包装高等専門校の関係者の皆様、講義をして頂きました講師の皆様、工場見学でお世話になった関係者の皆様、半年間本当にお世話になりました。貴重な体験をさせて頂いた事にとても感謝しております。ありがとうございました。
同期の皆!一年に一回は、飲み会しようね!
東ワラ商事株式会社 吉田 授良
私が東ワラ商事株式会社に入社したのは昨年の4月で、それから半年後のまだ仕事に慣れていないような中、東京包装高等専門校へ入学致しました。同級生の方達は包装業界への知識がやはり自分よりも比較出来ない程にに深い方達ばかりで、私は付いて行く事が出来るのだろうかという不安がありました。
ですが、そんな不安の中、先生方の講義が本当に分かりやすく丁寧に教えて頂き、入社してから自分が取り扱ってきた商品に対し、知見を得る事が出来ました。
この半年間、色々な工場で見学や体験をさせて頂きました。
普段取り扱っている商品がどのような工程で製造され、どんな風に工夫されているかという普段の生活では体験出来ない事を経験させて頂ける場だったので毎回とても楽しみでした。その中で色々な事を教えて頂き、案内して下さった方達のおかげでより深く理解できた点も多くありました。
ほぼ毎週木曜日夜5時30分からの授業で自分を含む7名の生徒達との交流もあり、自社以外の業種の方からの話を聞けた事も自分の知識に繋げられたと思います。
毎週講義を受けてきた中で特に印象に残った事は、粘着テープの授業でした。
普段使っている商品が色々な用途に使われていたり、どういう素材を使っていてどのような場面で適切に選んで使えるという事を教えて頂いた事がとても印象に残っております。
また、今回同期7名が揃って卒業する事が出来、今後横のつながりを大切にして情報交換や相談等をしていける関係を継続して行きたいと思っております。
最後になりましたが東京包装高等専門校の関係者各位の皆様、講師の先生方にはとても感謝しております。
大変お世話になり、本当にありがとうございました。
今後も東京包装高等専門校を是非継続して頂きたく存じます。
太洋興業株式会社 竹本 敬啓
港区南麻布に創業70年を迎えようとする企業、太洋工業㈱がございます。私は2018年8月に営業部課長として入社致しました。主な業務として、後進の育成、業務の効率化、営業の促進と、以前より担っていた業務なのですが、肝心な業界の知識としては未知での転職となりました。
テープの種類はもちろん、段ボールの厚さに単位がある事も分からない状況にある中、東京包装高等専門校での授業は、業界のあらゆる知識、情報取得への最高の近道に思え、会社に頼み込んでの入学となりました。
事実、入学してからの授業は私が思い描いていた情報の宝庫。
むしろ隔週で行われました工場見学等は通常に10年勤務していたとしても、なかなか知りえない見聞を広げて頂いたように思います。
一つひとつの授業が現場ですぐに役立つことが多かった為、今回の卒業を待たずに、授業を行って頂いた企業様を介して実際の取引を開始出来たという事例もありました。その現場では、まさに授業で教えて頂いた内容が現場で体現されており授業の復習のように取引きを円滑に行えました。
こういった企業と企業をマッチングするという意味でも学校関係者の皆様の配慮を感じる事が出来ました。
今後もこちらでの知識や情報、関係企業様や同期の会社とも良好な関係を築きながら、梱包業界の発展に太洋工業の社員として積極的に参加させて頂けたらと強く思います。
最後に草薙理事長、下尾崎事務局長をはじめ、学校関係者様、貴重な職務時間に快く学校へ参加させて下さった弊社社長、取締役に改めてお礼をさせて下さい。
半年間のご指導ご鞭撻、誠にありがとうございました。