朝日樹脂工業株式会社 フィルム工場見学

東京包装高等専門校 フィルム工場見学
朝日樹脂工業株式会社 茨城工場


去る10月17日(水)東京包装高等専門校のフィルム工場見学が、朝日樹脂工業㈱茨城工場に於いて参加者7名で行われた。
始めに朝日樹脂工業㈱の岩崎部長より会社概要や工場設備について説明を頂き、説明後は実際の製造過程を見学させて頂いた。

工場見学ではまず製袋機の説明を受けた。
製袋機ではエアリングと呼ばれる部分より形状を変化できるところまで温められた原材料が一気に膨らみ、筒状になった状態で数m上の第一ピンチロールまで登っていくさまが圧巻。
この膨らます工程時に厚さと幅を決定しているとの説明を受け、まさに一瞬で製品の核となる部分の製造工程を行っているとの事だった。

次にフィルムの製造機を見学させて頂き、実際に弊社で注文している新聞社用のフィルムの製作工程を知り、当たり前に取り扱っていた製品の特性や製造工程を深く知ることが出来た。
数ある機械の中で天井からビニールカーテンに覆われた機械があり、製作工程は他と変わらないが出来上がった商品の納品先、使用用途が食品関係の商品との事で、虫などの混入を最大限防ぐ為の措置と説明を受け、品質管理の徹底も十分に行われている様子であった。

その後、出来上がった筒状のロールシートが機械と手作業によって製品となるまでの工程を見学し、今後はより説得力のある話がお客様に出来ると共に、商品の知識を深めることで信頼関係もより深めることが出来ると感じた。

見学後は製品サンプルを元にポリエチレンの特徴や高密度ポリエチレン(HDPE)と直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)の違いを中心に講習を受けた。
 
今回フィルム工場を見学させて頂き、ポリエチレン商品がどのように製作されているのか、材質の違いによって製品の質感・用途の違いを知ることが出来た。今回の研修を今後の仕事にしっかりと活かしていけると感じた一日であった。

ありがとうございました。
(第24期生・㈱太洋工業 竹本敦啓)


2018年10月17日