東京包装高等専門校を終えて

株式会社 ナカオサ 石渡 覚

弊社は印刷紙器の製造会社で、主に美粧性に富んだ化粧箱を製造しています。
印刷紙器の知識はそれなりに持っていたのですが、その他の梱包・包装資材の知識は未だ乏しい事もあって本校に入校致しました。

受講してきた中で最も印象的だった授業は、初回の福澤康弘先生の授業でした。
私は営業職と云う事もあり、福澤先生にご教授して頂いた「営業の付加価値とは高いコミュニケーション能力である」との教えは、今の私の業務を行う上で欠かせない教えとなりました。しかしながら、高いコミュニケーション能力を発揮し、お客様との会話を成立させ、ご期待に応えるには、それ相応の知識も必要だと云う事にも気付きました。

印象的な授業がもう一つあります。首代憲孝先生の「ネット販売」の授業です。
題材はネットだったのですが、授業終盤の自社製品をどの様にして売り込むかと云う内容の授業は、今後の営業活動をしていく中で、重要な授業となりました。弊社はオリジナル製品の製造販売を今までは行っていなかったのですが、この授業を受け自社のオリジナル製品を作ってみたいと思い、社内に提案しているところです。

また、興味深かった授業は工場見学です。
弊社は印刷~製函まで一貫して化粧箱を製造出来る工場がある為、自社の工場内は見るのですが、他業種・他社の工場を見る機会はこれまでありませんでした。製品が一から出来ていく過程は興味深かったのですが、それ以上にその製品を作っている従業員の方の作業風景も大変興味深かったです。
他社と自社を比較する事が出来た事により、自社工場に足りない部分が認識出来、改善する為の参考にもなりました。加えて、前週に概論を学んでからの工場見学と云う流れだったので、前週に学んだ事が実感出来た事も良かったと思います。

今までは、印刷紙器以外の引合いがあった際は、知識が乏しかった事もあり、折角の引合いを断わり、お客様のご期待に沿えない事がありました。しかし、これからは本校で学んだ事をお客様に提案する事が出来ます。
それは、今後の業務の幅が広がる事となり、お客様のご期待により応えられる事だと考えます。
また、自社工場の為の営業に加えて印刷紙器以外の卸業を行う事で、自社工場に負荷を掛けずに売上と利益を会社にもたらす手段としても有効と考えております。

「東京包装高等専門校で勉強してお仕舞い」ではなく、学んだ事をお客様の為に役立てて初めて、本校で学んだ意義が出てくると考えます。まだまだ未熟者ではありますが、本校の教えを念頭に置き、日々の業務に邁進して行きたいと思っております。

最後に、草薙校長、事務局の下尾崎さん、沢山の知識をご教授して頂いた諸先生の皆様、そして何より、同期の仲間の皆さんと一緒に学べた事に感謝とお礼をさせて頂きたいと思います。
半年間、ありがとうございました。



株式会社真尾マテリアル 田村 勇人

私は、㈱真尾マテリアルに一昨年の三月に入社して二年が経ちました。
会社では、配送業務を担当しており、入社したばかりの頃は包装資材に関して全く知識も無く、会社で取り扱っている沢山の商品を覚えるのに精一杯の毎日でした。

今回、東京包装高等専門校に入学して半年の間に包装資材に関する自分の知らなかった色々な知識や貴重な体験が出来、とても良い勉強になりました。
毎週1回、2~3時間と時間が限られていた中で工場見学、座学の講義があり、各々が仕事終わりに集まりました。
仕事との両立が難しい中で認定試験に向け、勉学に励んでいたと思います。その結果、まずは全員卒業する事が出来ました。

私が一番印象に残っているのは、緩衝材実習で訪問させて頂いた「中央商工株式会社・江戸川加工所」での体験実習でした。
予め前回の講義で学んだ事を基に複数の機械を使用させてもらい、実際に自分達で緩衝材を作成しました。その後、ビデオデッキを入れての落下試験を行なうという貴重な体験をする事が出来ました。日頃何気なく手にしている緩衝材が完成に至るまで、計算・作成・落下試験等、一連の過程で色々な方達により完璧な商品に作り上げて行く事の難しさ、奥深さと共に改めて緩衝材が重要な役割を担っている事に気付かされました。

又、他の工場見学でも普段目にする事の出来ない内部での商品の製造工程を見学し、新たな発見もありとても有意義な時間を過ごす事が出来ました。座学では、十三の科目の講義があり自分にとっては苦手な計算や初めて耳にする包装資材の専門用語があり、その時は不安を感じた事もありましたが、同時に沢山の知識を得る機会になりました。

東京包装高等専門校で知り合えた同期生の方達との縁を大切にし、この講義で学んだ事を仕事に活かして切磋琢磨し、成長していけたらと思っております。

最後になりましたが、半年間お世話になりました東京包装高等専門校の関係者の皆様、講義をして頂きました講師の皆様にはこのような貴重な体験をさせて頂いた事にとても感謝しております。
ありがとうございました。


2018年03月24日